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主婦の仕事は年収1000万円相当!?本当なのか実際に計算してみた

2016/11/11

主婦の労働を年収に換算すると1000万円超になるという話、聞いたことありますか? いつも無償で行っている家事が、こんなに高額な仕事だったのかと思うとなんだか嬉しいですね。

でも、これって本当なんでしょうか?ぶっちゃけ1000万円分もあるの?「えっ…私の年収高すぎ…?」ということで、実際に計算してみました。

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主婦の家事は1000万円説を検証

まずはこれが妥当な額なのかを検証していきます。検証方法は、年収1000万を月収や日給などの小さい単位に逆算していき、月給いくら?時給いくら?を具体的に算出します。

年収1000万円だと月給はいくらになる?

という訳で、まずは主婦の年収を1000万円とした時の日給を求めてみることにしました。基本給+夏・冬に基本給×2か月の賞与を貰える前提で見積もってみましょう。

1000万÷16カ月=62.5万

月収は62.5万円になります。

日給はいくらくらい?

月給がでたので、次に日給を求めていきます。

会社員とは違って、主婦業には休みはないということで1か月30日出勤(法定休日労働8日休日出勤として日給×1.35と計算)として計算してみます。

すると、日給は19054円になります。8時間労働だとすると時給は2381円に。

主婦1000万円説は妥当か?

ここまでの計算で時給や月給が算出されましたが、「ちょっと現実的ではない」と思われた方が多いのではないでしょうか。

家事といっても人によって労働時間も作業量も違います。一般的なアルバイトの賃金が時給1000円以下のものが多数であることを考えると、時給2300円は多すぎるかもしれませんね。

どうして主婦1000万円説がでたのか?元ネタは?

さて、そもそもどうして主婦の家事=1000万円という説がでてきたのでしょうか?

実はこの話の元ネタはアメリカの求人・求職情報提供会社「salary.com」です。
(元記事:How Much Money Should Moms Be Paid? )

算出方法に問題点あり

元ネタの記事では、主婦労働を10種類の分野に分けて、1週間の労働時間×その分野の専門職の時給で算出しています。例えば「料理」の時給にも、プロのシェフレベルの時給が適用されてしまっているということです。そのため、給与はどうしても高めに出てしまうのですね。

また、元ネタサイトには「リーダーシップを発揮して家族を引っ張る」という分野にCEOの時給が適用されています。CEOというのは代表取締役のことで、簡単にいえば企業の社長のことです。CEOの平均時給は2万円弱(日本円換算)です。

まとめると、主婦の家事の年収が高めに算出されている理由は、

  • 各分野のエキスパートレベルの時給
  • 一部の高給取りの時給

が計算に含まれているためです。

では実際どれぐらいの年収が妥当なのか

では、実際はどれぐらいの年収が妥当なのでしょうか。総務省統計局の「平成23年社会生活基本調査結果」を元に算出してみましょう。

まず、一般的な家事と思われる行動を統計資料から探し、データから一日の家事にかかる平均時間を抜き出します。

食事の管理 2.02
住まいの手入れ・整理 1.09
衣服等の手入れ 0.55
育児 2.26
買い物・サービスの利用 1.09
出典(「平成23年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)

次に、有名求人雑誌「an」が出している平均賃金レポートから、上記の項目に近そうな職種の平均時給を調べてみます。

食事の管理=キッチンスタッフ 946円
住まいの手入れ=清掃員 947円
衣類等の手入れ=その他サービス系 1014円
育児=福祉・介護・保育 1066円
買い物=全業種平均時給 1003円
出典(anレポート 平均賃金レポート 2016年10月号

そして家事の時間数×時給で、それぞれの給与を求めてみましょう。すると、

食事の管理 1910円
住まいの手入れ 1032円
衣類等の手入れ 557円
育児 2409円
買い物 1093円

となり、合計日給7001円という値が算出されます。

これに1か月30日出勤(法定休日労働8日分は休日出勤として日給×1.35と計算)として、月額で22万9632円に。

さらに、月給2か月分賞与を年2回もらえると仮定すると年収367万4112円という額になりました。これが現実的な算出方法に基づいた主婦の年収ということになります。

平均値とはいえ、当初の1000万の3分の1程になってしまいました。年収1000万という額はやっぱり高すぎたようです。

家事の値段は安い?高い?

さて約367万円という額は予想より高かったですか?低かったですか?この額が高いか安いかは人によると思います。

安いと思った人は、あくまでも平均ということを忘れないでください。あなたの日々の頑張りや能力を加味したらもっと年収は高く算出されるかもしれません。

そして高いと思った人、あなたの毎日やっている事は実はこんなに価値があることなのです。自信をもって毎日を過ごしましょう。

なお、記事の中で算出した「主婦の仕事の実際の年収は360万円相当」というものについて、「では実際に外で360万円稼ぐとしたらどれくらい働く必要があるのか」を実際に計算してみた以下の記事もおすすめです。

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