【大人の習い事】茶道で立ち居振る舞いオトナ美人を目指そう！
「お茶習ってる人ってなんとなく素敵♪」こんなことを考えたことはないでしょうか？ そんな方へ、茶道について簡単にご紹介します。
Contents
立ち居ふるまいの美学「茶道」
世間では美魔女と呼ばれる、実年齢を感じさせない美女が大人気ですね。あなたの身の回りにも、驚くほど若いアラフォー、アラフィフ女性がいるのでは？
髪や肌の美しさ、服装のセンスにプロポーションまで、若い世代と並んでも見劣りしないどころか、逆に上回る美貌。
「でも私はそんな特別な美人じゃないし、年相応の見た目だけど、人の印象に残るような素敵な大人の女性になるには、一体どうすればいいんだろう？」
この疑問にお答えします。ずばり美しい仕草、体の動きを身につければ良いのです。立ち居振る舞いが美しい人は、自然と人目を惹きつけるものです。
そこでお勧めしたいのが、茶道に触れてみること。日本文化の伝統的な作法には、長年つちかわれてきた美しさのスタイルがあります。
茶道とは？
茶道とは、一般的には千利休が完成させた「お茶を飲むための作法」のことです。
茶室で専用の道具を使い、儀式的な方法で抹茶を点てて（湯と混ぜ合わせ、泡立てるようにする）飲みます。お茶を点てる際の動きは、カトリック教会の儀式を取り入れたとの説もあります。
茶道にはさまざまな流派がありますが、有名なのは表千家、裏千家、武者小路千家、といった三千家でしょう。
茶道は日本文化の奥深さを体感する総合芸術
茶道が盛んになった時代には、天下を争う有名大名たちが自分の権力や教養を誇示するため、競って茶の湯を習い、極めようとしました。
茶道はまさに日本文化の極み、総合芸術です。
茶道を習う利点・いいところ
さて、茶道を習うにあたっての具体的なメリットの一部をご紹介します。
茶道を習うと、美しい型が身につく
茶道のおけいこでは、まずは招待されたお客の作法から学びます。この中で、さまざまな優雅な所作を学ぶことができます。
茶道の作法というのは、洗練された型です。ふすまの開けたて、座り方立ち方、足の運び方、決められた順序に従わなければなりません。
他にも、茶碗の持ち方から、お茶の頂き方、お菓子の取り方、切り方、使った楊枝の拭き方、しまい方。お客としての作法だけでも、一度でマスターできないほど動の作法があります。
慣れない正座に足はしびれますし、向きを変えるだけでも足運びが決められているので、つまづいて転びそうになってしまうなんてよくあることです。
その動きがぎこちないと、見ている方が疲れてしまいますし、流れるように見事な動きですと、見ている側も落ち着いてリラックスする事ができるのです。
熟練者のお点前は素人からみても、ハッキリと洗練を感じられるレベルで驚くことうけあいですよ。
茶道は日常生活でも役に立つ
例えば、挨拶の仕方。
お茶席ではひたすら挨拶を繰り返すことになります。（お辞儀の種類も「真、行、草」と三種類あり、場に応じて使い分けます）
練習するうちに普段の挨拶も上手になり、好印象を持たれるようになります。
また、茶碗など道具の扱い方の動きも理に適っているため、来客にお茶を出す時などにも、スムーズに出せるようになります。
お茶を頂いたあと、飲み口を指で拭う、食べ終わった後、皿の上に残った果物の皮などゴミは懐紙にまとめて包み隅に置くなど、美しい食事作法も身に付きます。姿勢が正しくなるので、健康にも好影響がありそうですね。
お茶菓子がおいしい！
ここでちょっと食い気を少々。
お茶席で頂くのは、餡を練って形作った色彩豊かな生菓子です。普段餡子は嫌い～和菓子って苦手、と思っていた人が驚いてしまう繊細なおいしさです。
生菓子にはそれぞれに銘があり、春には桜や杜若、夏は水牡丹に夏木立、秋では宿り木に木守、冬の柴雪、冬ごもりなどなど、時季に合った名前がつけられています。
京都などでは、お茶席用の菓子を作る店を御菓子屋（司）、饅頭を売る店は饅頭屋、団子を売る店を餅菓子屋、と明確に区別しているのだそうです。
お茶を習うのは敷居が高い？
さて、そうはいってもなかなか個人の先生の自宅に通うのは敷居が高いですね。カルチャーセンターや市民講座で気軽に受講できる教室がたくさんありますし、観光地や地域のお祭りなどで誰でも自由に参加できる茶会があれば、覗いてみてはいかがでしょうか。
確かに先生によっては、高価な道具の購入を勧められたり、お免状を取るたびに高額のお礼を要求されることなどもあるとか。
知人の紹介などで確かな情報が得られればよいですが、初めての場合は気軽な公開講座に通うほうが安心かもしれません。