小学生に通信教材は必要?費用や効果は?メリットとデメリット
今日は小学生向け通信教材のメリット、デメリットなどについてご紹介します。
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小学生から通信教材を導入する家庭は多い?
子どもが幼稚園からあがり、いよいよ義務教育に突入するというタイミングで通信教育を検討する親は非常に多いです。
本格的な「勉強」というものが始まる小学校で、自分の子どもが勉強を好きになってくれるかどうか、ちゃんと取り組んでくれるかどうかは親としても気になるところですよね。
学習塾や習い事など、子どもへの教育の一つとして、親が与えられる選択肢の一つが通信教材です。
勉強へのアプローチの仕方が将来に影響大
子どもが幼い頃からの勉強へのアプローチの仕方は、子どもの人格形成や将来にとって大きな影響を与えるのも事実です。通信教育はそのアプローチの一つです。
筆者の場合は、子どもが幼稚園年長のときから、通信教材に取り組ませています。入会キャンペーンでもらえるプレゼントほしさに始めたのがきっかけでした。
毎日一緒にドリルに取り組んでからは、ひらがなの読み書きや簡単な足し算などができるようになり、これで小学校の勉強についていけそうだとホッとしたことを思い出します。
通信教材の長所
通信教材のいいところについて。
費用が比較的安価
通信教材は定期的に(月に一度など)、ドリル、解答集、添削テスト用紙や保護者向けの読み物などが送られてきます。
子どもがドリルを自力で解く、あるいは、保護者がそばについて勉強をみるなど「家庭学習」が前提となるため、費用の面では学習塾や家庭教師よりは比較的安価です。
月々の受講料は、添削の有無にもよりますが、1,000円未満のものから10,000円を超えるものまであり、一般的には2,000円台から4,000円台の教材が多いようです。
また、6ヶ月分や12ヶ月分などの受講料をまとめて先払いすることで、割引を受けられる教材もあります。
同じ学習環境を維持しやすい
主人が数年おきに引越しを伴う転勤のある職業についており、何度も転居している方もいらっしゃるかと思います。学校や生活場所が変わるのは幼い子どもにとって大きな負担となります。
学習環境についても同じことが言えます。学習塾や家庭教師だと、転居先では同じ塾に通えなかったり、同じ家庭教師に教われないことが考えられますが、通信教材は自宅に郵便が届く限り、その心配がありません。
テストの添削についても担任制を採っている教材もあり、全国どこへ転居しても変わらない環境で学び続けることができます。これは家で学習するという通信教材ならではの利点ですね。
通信教材の短所
通信教材のよくないところについて。
親が勉強を見なければならない。
前述のとおり「家庭学習」が前提であるため、ドリルの丸つけや指導・助言なども保護者がすることになります。
ドリルを自力で解き進められる子どももいる反面、保護者にそばで見てもらいながら勉強したい子どももいます。毎日、子どもの勉強を見るための時間を確保する必要な場合があります。
ただ、このデメリットについては自主学習の習慣作りによって解決できます。
自主自律が肝心
学習塾や家庭教師の場合、スケジュールがある程度きちんと決められているため、それに沿って勉強することになりますが、通信教材の場合は、ペース配分や勉強時間などを自分たちで管理しなくてはなりません。
保護者が多忙で進行状況を管理できない、また、子どもに家庭学習の習慣がなく勉強嫌い…などという方にはちょっと不向きかもしれません。
しかしながら、通信教材にも1日分の勉強が終わるごとにシールを貼れるカレンダーで進捗状況を管理できたり、ドリルを全て終わらせると答えがわかるクイズがあり、添削テストに答えを記入して提出するとポイントがもらえるなど、やる気を起こさせるための工夫が数多く凝らされています。
また、一日のスケジュールの中で、通信教材の勉強をする時間に充てる時間帯をあらかじめ決めてしまうのも一つの手です。習慣次第で、すべて自分で完結できるようになります。自主学習を促すテキストや習慣作りが重要です。
筆者の場合は、毎朝、食事や着替えを済ませた後の15分程度を通信教材の時間に充てており、ドリルが終わった頃にはちょうど登校する時間になります。私に「ドリルは?」と言われてから取り組む日もありますが、続けることで自然と習慣になるものと思い、見守っています。
まとめ
読者の中には、将来、中学受験を目指している子どもの親御さんもいらっしゃるかと思います。
いまや通信教材にも数多くの種類があり、学校の教科書どおりに進んで基礎的な学力をつけられるものだけではなく、発展・応用的な学力をつけるもの、作文力や計算力をつけるものなど、教材が目標とする先も多岐にわたっています。自分の子どもにあった通信教材を探してみると良いでしょう。